2022年9月9日
|2023年1月13日
プログラミングは専門性が高く、難易度も決して低くはないため、未経験からスキルを習得するためには、根気強く学習に取り組む必要があります。しかし、努力を継続し、プログラミングの知識と技術を習得すれば、就職や転職の選択肢が大きく広がるスキルになるでしょう。せっかくプログラミングに興味を持っているこのチャンスを無駄にしないためにも、自分がプログラミングに向いていないと感じているのであれば、その理由や対処について考えてみましょう。
この記事の目次
何ごとにも少なからず向き・不向きはあります。プログラミングも同じく、向いている人、向いてない人がいるでしょう。では、実際にどんな人がプログラミングに向いてないのでしょうか。
自分のどういった部分がプログラミング習得の妨げになっているのかを考えるために、ここでは主な特徴を6つご紹介します。あわせて対処法もご紹介しますので、自分にあてはまる項目があれば、克服できるよう取り組んでみましょう。
論理的思考力とは、個々の物事にある原因と結果の関連性を整理し、矛盾しないよう筋道立てて考える力です。プログラミングでは、正常に作動するための処理手順を組み立て、結果を検証し、不具合やエラーがあれば修正します。トライ&エラーを繰り返すプロセスの中で「どのような順番でプログラムを組み立てれば効率的な処理手順になるか」「エラーを解決するためにはどうすればよいか」、物事を論理的に考える力が必要です。
ひとつのものを作り上げるまでの過程を順序だてて段取りする、問題に直面したときに原因を探り解決方法を考えるといった論理的思考が苦手な人は、プログラミングは向いていない可能性があるでしょう。
論理的思考力は、トレーニングで誰でも身につけられます。抽象的にとらえていることを具体的に突き詰めたり、主観や先入観を排除したりするなど、まずは論理的思考に必要な手法を書籍やWEBサイトで学習しましょう。
あとは日常生活での反復練習です。たとえば、相手が理解できるように分かりやすく簡単な言葉で話す、物事を話すときに結論から話す、常にすべての物事に対して疑問を持つ、など日常生活の中で意識を変えるだけでも、論理的思考のコツが身についてきます。
プログラミングスキルと言っても、その幅はとても広いです。プログラミング言語には多くの種類があり、作りたい機能が違えば、使う技術や知識も異なってきます。また、新しい技術が次々に生まれてくるので、一度得た知識でもアップデートしていかなければなりません。そのため、プログラミングに携わる限りは、常に学習し続ける必要があります。
飽きっぽく学習を継続できない人、学習意欲がない人はプログラミングに向いてない可能性があります。
学習が継続できないのは、学習意欲がないのではなく、学習する習慣がないからかもしれません。そんな方は、周囲のサポートを借りましょう。たとえば、プログラミングスクールでは、基礎から実践まで段階を踏んで学習できるカリキュラムが組まれており、講師が学習の進捗も気にかけてくれます。学習レベルに応じた課題をクリアしていくことでスキルアップを実感でき、成功体験を得ることで学習の楽しさがわかってくれば、独学での学習習慣にも活かされてきます。
また、わからないことが多すぎて学習の継続が嫌になるという方も、プログラミングスクールの力を借りることはおすすめです。
プログラミングの学習をしていくうえで、わからないことは必ず出てくるでしょう。それはプログラミング初学者のみならず、プロのエンジニアでも同じです。エラーやバグが生じた場合、自分で解決できなければ誰かの力を借りなければなりません。自分だけで閉鎖的に悩みを抱えてしまう人は、プログラミングの効率も落ちてしまうため挫折しやすく、プログラミングに向いてない可能性があると言えます。
質問することは、ITエンジニアにとって重要なコミュニケーションの一つとなりますので、まずは質問に慣れることからコミュニケーションの練習をしましょう。
質問をするという行為は、少なからず相手の時間を奪うことです。相手に分かりやすく短時間で伝えられるよう、良い質問の仕方を繰り返しているうちに、意図の上手な伝え方や相手への配慮などがわかってきます。質問の仕方については次の記事を参考にしてみてください。
プログラミングは、「プログラムを書いたら終わり」ではありません。プログラムを書いた後、正常に作動するかどうかを検証し、エラーやバグがあれば修正し、再び検証するという一連のプロセスを繰り返して完成させます。正常に作動しない原因をあらゆる方面から考え、考えられる原因を隅から隅まで検証していくという地道な作業です。
根気がいる作業や地道な作業が苦手な人はプログラミングは向いてない可能性があるでしょう。
地道な作業というのは、あくまで結果を目指すうえでの過程です。「目的の機能を実装するために必要な作業」「目指すエンジニア像に近づくための基礎力の習得期間」ということがわかっていれば、地道な作業にも、意味ややりがいを持たせることができます。
「〇〇を作りたい」「〇〇なエンジニアになりたい」といった目標や目的を改めて明確にしておきましょう。
IT業界は日々新しい技術が生まれ、知識やノウハウが更新されています。求められるシステムの機能が変わってくれば、それにあわせた技術を習得する必要があるため、常にIT関連の情報にアンテナを張っていなければいけません。
たとえば、ここ数年で人工知能(AI)開発や機械学習、データサイエンスの分野が急速に成長しており、AI開発などで使用頻度の高いプログラミング言語「Python(パイソン)」の市場価値が高まりました。技術トレンドが変われば、人気のプログラミング言語も変わるでしょう。
そのため、新しいことを知りたい・学びたいという探求心がなければ、プログラミングは向いていない可能性があります。
探求心や興味がなくても、情報収集という作業を行うことは可能です。IT関連のニュースや記事だけを集めたサイトなどがあるので、通勤(通学)時間や休憩時間などの隙間時間に、スマートフォンで見ることを日常のルーティーンに加えてみましょう。はじめのうちは興味がなくても、自分の学習や仕事につながっていく経験を得られれば、習慣化していくことができます。
プログラミングというと、パソコンの画面上に英語や数字、記号がズラズラと羅列しているイメージを持っている人も多いでしょう。プログラミングのコードでは、中学・高校レベルの簡単な英単語が記号のように使われており、エラーメッセージなども英語で表示されます。
そのため、数学や英語が苦手な人は、プログラミングで使用されている英数字や記号を見て、プログラミングは向いてないと感じやすいでしょう。
プログラミングをするために、数学や英語の知識があれば有利に働くことはありますが、必須というわけではありません。
数学は、ゲーム開発や人工知能(AI)開発など特定の分野では知識が必要ですが、基本的に四則演算などがわかればプログラミングをすることは可能です。
エラーメッセージなどがすべて英語で表示されても、無料の翻訳サイトなどを使えば、過度に不安になる必要はありません。
数学や英語が苦手だからと言ってプログラミングをあきらめるのは時期尚早です。もっと詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてみてください。
これからプログラミングの学習を始める人や、IT業界に就職、転職を考えている未経験の人など、まだプログラミングに触れたことがない人は、次の方法を試してみましょう。
まずは、実際にプログラミングをやってみることです。プログラミング初学者は、教材の内容を暗記することに重点をおいてしまいがちですが、プログラミング学習で肝心なことは実際に知識を使ってみるアウトプットにあります。
「Progate」のような、無料で環境構築が不要な学習サービスであれば、気軽にプログラミングに触れてみることができます。スライド学習で知識をインプットし、ブラウザ上でコードを書いて動作を確認できるため、思い立った時にはじめることができ、おすすめです。プログラミングの始め方は、次に記事も参考にしてみてください。
プログラミングに触れてみた結果、向いてないかもと感じたのであれば、適性検査を受けて知る方法もあります。プログラミングを学習中の人や現役のエンジニアの人でも、自分の適性や弱点を知るいいきっかけになるかもしれません。
適性検査には「能力的な適性」と「性格的な適性」を測るものの2種類があります。
ただ、適性検査の結果がすべてではありません。プログラミングが向いているからと言って学習を怠ったりすれば、プログラミングスキルは身につきませんし、向いてないからといってエンジニアになれないわけでもありません。適性検査で得た結果から自分に不足している能力を認識し、そこを重点的に対処すれば克服することも可能ですので、早めに知って良かったと前向きにとらえましょう。
適性検査でも不安がぬぐえない、適性検査の結果なんて信じられないというのであれば、「自分にはプログラミングが向いてないかも」と思った根本的な原因を明確にしましょう。
原因が明確になれば対処方法が見つかる可能性があります。プログラミングが向いてないと感じてあきらめてしまう前に、なぜ向いてないと感じるかを自問自答し、根本的な原因を明らかにしましょう。たとえば、プログラミングに向いていない人の特徴として紹介した以外にも、「自分が文系だから」といった勝手な思い込みや、「エラーが多すぎる」といった誰もがつまづく理由で、適性を不安に思うこともあります。次の記事を参考にしてみてください。
特に理由もなく向いてないと感じているのであれば、それは学習途中だからこその不安かもしれません。プログラミング学習は時間がかかるものであり、学習途中に成長の停滞を感じることは誰にでもあります。学んだ知識が、アウトプットできるようになって成果につながるまでは、根気よく学習を続けましょう。
独学でプログラミングを学習しており、「プログラミングは向いてないからやめよう」と悩んでいる方は、プログラミングスクールの受講を検討してみてはいかがでしょうか。
プログラミングスクールには、次のようなメリットがあります。
プログラミングスクールによって、受けられる学習サービスや特徴が違います。次の記事では、プログラミングスクールの選び方について説明していますので、ぜひ読んでみてください。
中には「プログラミングスクールに通ってみたいけど、向いてないから途中でやめてしまうかも」という不安から一歩踏み出せない方もいるでしょう。
「学舎さくら」なら完全無料で受講でき、途中でやめても違約金など発生しないので安心して通えます。
「学舎さくら」には、受講料以外にも、たくさんのメリットがあります。
「学舎さくら」に入学した人のほとんどが未経験からスタートしています。一人ひとりの理解度や進捗状況に合わせたサポートが受けられるので、未経験でも安心して入学できます
プログラミング言語であるJavaや、HTMLなど基礎から実践まで数多くの教材、問題集を揃えており、未経験から現場で仕事ができるITエンジニアになるための充実したカリキュラムを用意しています
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完全オンライン制なので、パソコン1台と通信環境さえあれば、全国どこからでも受講できます。また、毎月入学可能なので、始めたいと思ったときに始められます
受講生は毎月入学することができ、Web説明会も随時開催していますので、お気軽にWeb説明会へお申し込みください。
せっかくプログラミングに興味を持っているのに、「プログラミングが向いてない」とあきらめるのはもったいないです。プログラミングスキルを習得するためには、ある程度の時間を要するので、学習を継続する根気と努力が必要です。
独学で挫折しそうになっているのであれば、ぜひプログラミングスクールを検討してみてください。「学舎さくら」なら無料で受講できるので、「プログラミングに向いてないから途中でやめてしまうかも」という不安がある方も安心して通っていただけます。
プログラミングの学習をやめることは簡単です。あきらめる前に一度「学舎さくら」の説明会に参加してみませんか。
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