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プログラミングに英語は必要?初心者のためのプログラミング学習の始め方

2022年1月7日

2022年7月4日

英語が苦手な方にとって「プログラミングに英語が必要かどうか」は重要な問題ですよね。

結論から言えば、英語ができなくてもプログラミングは始められます。ただ、英語が理解できると初心者からのプログラミング学習や、ITエンジニアとしての情報収集やキャリアアップに有利になる点もあります。この記事では、その理由とともに、実際にプログラミング学習を始めていく方法について解説します。

プログラミングに英語が使われている理由

プログラムとは、人間がコンピュータに命令する指示の集まりのことです。

しかし、コンピュータは英語を含め、日本語やドイツ語といった人語の指示を理解することはできません。コンピュータが理解できるのは、機械語(バイナリコード)という「0」と「1」の2進法で表される数字の並びだけです。

でもプログラミングのコードを見ると、数字ではなく英語が使われていますよね。なぜでしょうか。

 

その理由は、プログラミング言語の成り立ちにあります。

「0」か「1」でしか命令できないなんて、人間からすると、とても不便です。そこで、数字の並びを人語や記号に置き換えた、人語により近いプログラミング言語が開発されました。このとき、人語の代表として採用されたのが英語です。プログラミング言語の開発者の母国語が英語であったこと、英語が世界共通言語であることなどから、プログラミング言語の多くは、人が理解するためのベースとして、英語が使われています。

しかし、プログラミング言語では、まだコンピュータは理解できません。コンパイラという機械語へ変換するソフトウェアで、機械語に翻訳(コンパイル)することによって、コンピュータは理解が可能となります。

実際のコードを見てみよう

プログラミングコードには英語が使われているということを、実際のコードを見て確かめてみましょう

プログラミングの入門として学ぶことが多い、HTMLというマークアップ言語を使ったコードの例を挙げます。ちなみに、初心者が分かりやすいようコードの一部は省略して説明します。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <title>学舎さくら</title>
</head>
<body>
    <h1>この部分は見出しです。</h1>
    <p>この部分は文章です。</p>
    <a href="../imgge/sakura.jpg">この部分はリンクです。</a>
    <img src="#" alt="この部分は画像です">
</body>
</html>

「title」や「head」など、中学レベルの英単語が使われているのが分かるでしょうか。

たとえば、4行目の「<title>学舎さくら</title>」は、日本語で「(ページの)タイトルは、学舎さくらです」という意味です。

 

このようにプログラミングのコードでは、英文法が使われているわけではなく、中学・高校レベルの英単語が記号のように使われています。そのため、プログラミング学習を進める中で、新しい英単語がでてくるたびに、記号として何を意味するのかを理解していけば、プログラミングができるようになります。

【結論】英語ができなくてもプログラミングは始められる

「プログラミングに英語は必要か?」という疑問の答えは、「英語ができなくてもプログラミングは始められる」です。

プログラミングのコードに英単語は出てきますが、英語の読み書きまでは必須ではありません。もし、英語が苦手という理由でプログラミング学習への一歩を踏み出せないようでしたら、もったいないので、まずはプログラミング学習に取り組んでみてください

 

ただし、プログラミング言語の源流は海外であるため、英語に触れる機会をゼロにすることはできません。プログラミング学習を進める中で、自分にとって必要と感じるようであれば、英語の勉強もしてみるようにしましょう。

ここからは、初心者のプログラミング学習だけでなく、将来的な就職後も含め、英語力がITエンジニアにとって有利に働く場面をご紹介していきます。

英語を学んで良かったこと【プログラミング学習編】

英語がわからなくてもプログラミング学習を始めることはできますが、プログラミングにおいて英語との出会いは不可避です。現在は翻訳ツールが気軽に使えるので、必要以上に恐れる必要はありませんが、ここでは、プログラミング学習で英語力を活かせる場面を解説します。

プログラミングを覚えやすい

英語を覚えるのと同じように、プログラミング言語を扱うために勉強は必要です。「英語がわからなくてもいい」=「プログラミングで使う英単語を理解する努力をしなくても良い」というわけではありません。

プログラミング学習の基礎段階では、使用する英単語も少なく、簡単なプログラムを組むには問題ないでしょう。しかし、複雑なプログラムを組むようになるにつれ、出てくる英単語の数が多くなります。はじめから英単語を理解できている人の方が、そのコードがコンピュータにどのような指示を出しているのか理解しやすいため、プログラミングの学習効率はあがります。高度な英語力までは求められませんが、ある程度の英語力はあったほうが有利でしょう。

エラーを早く解決できる

プログラミングに携わる限り、エラーは避けることができません。どのようなエラーが起こっているのかを知らせる「エラーメッセージ」は、多くの場合が英語で表示されるので、英語を理解できたほうが早く対処法の検索や修正作業に行動を移すことができます。

PHPのエラーメッセージを例に見てみましょう。
PHPでは構文エラーが起こった際に次の画像のようなエラーメッセージが表示されることがあります。


エラーメッセージを読み解いていくと、本来「;(セミコロン)」が書かれるべき場所に「  } (かっこ)」が来ているために、構文エラーが発生していることがわかります。

このようにエラーメッセージを正しく読み解けば、ある程度デバッグ(修正)する箇所を限定できますが、エラーメッセージを全く読まないと自分の書いたコードすべてを見直す必要があり、非常に非効率で挫折のきっかけにもなり得ます。

また、ウェブでエラーの対処法を調べる際、ある程度の英語力があれば、英語で書かれた説明文も読めるようになります。プログラミング言語の多くは海外で開発されていますので、マニュアルである公式ドキュメントも、英語でしか公開されていないものが多いです。ITエンジニア同士が情報を共有するサイトやブログ記事から、エラーの対処法を検索するときにも、英語のページしか見つからないことがあります。

エラーメッセージも英語の説明文も、翻訳ツールを使えば、ある程度は理解できるので英語がわからないとエラーを解決できないわけではありません。ただし英語が読めた方が、原文から意図を掴みやすく、情報の正確さには差が出ます。

英語を学んで良かったこと【情報収集編】

IT技術はめまぐるしく進歩しているため、ITエンジニアは最新技術にアンテナを張り、時代に取り残されないために学習を継続していくことが必要です。ここでは、情報収集において英語力を活かせる場面を解説します。

最新情報をいち早く掴める

プログラミングを含むIT技術のトレンドは海外から発信されるため、ITエンジニアが最新情報をいち早く掴むには、ある程度の英語力が必要です。

IT関連のニュースを集めた海外メディアを定期的にチェックできれば、IT業界の最先端で何が起こっているのかを常に把握しておくことができます。新しいサービスのリリースをリアルタイムで手に入れることもできるでしょう。すべての情報が日本語に翻訳されているわけではありませんので、得られる情報量においても、英語力のあるITエンジニアの方が有利となります。

海外のITエンジニアと情報交換できる

海外のITエンジニアと情報交換したい場合、鍛えた英語力が活かせるでしょう。SNSが発達した現代では、日本にいながら海外の人たちとやり取りできる環境が整っています

プログラミングの場合も、海外エンジニアが発信する技術動画・技術ブログを見たり、交流会に参加する機会もあるかもしれません。国の垣根を越えて、世界中のITエンジニアと情報交換をしたいと思った時、世界共通語の英語が得意であれば、聞く・読む・話す上で幅広いコミュニケーションが取れるでしょう。

英語を学んで良かったこと【キャリアアップ編】

英語力はプログラミング学習だけでなく、キャリアアップの選択肢を増やすことにも役立ちます。特に、「新しい職場で働きたい」「仕事の幅を広げたい」という方は当てはまりやすいでしょう。ここでは、キャリアアップで英語力を活かせる場面を解説します。

外国人とコミュニケーションを取りたい

ITエンジニアの中には、外国人とやりとりする機会がある方もいるでしょう。

オフショア開発といって、システムの開発作業を海外企業に委託するビジネスモデルがあります。プログラミング言語は世界共通ですので、システムを動かすためのプログラミング作業を行うのは、日本人でも外国人でも問題ありません。しかし、エンジニア同士のコミュニケーションは、日本語だけでは円滑に行えないため、英語ができるエンジニアが重宝されます。

また、開発するシステムが外国人向けというケースもあります。たとえば、海外旅行者の利用を見越した宿泊システムを作る際、外国人からアドバイスをもらえれば、より効率的なシステムが作れるでしょう。

このように、関わる実務によっては外国人とのコミュニケーションが発生する可能性があり、プログラミングスキルだけでなく、英語力がキャリアアップにつながることがあります。

外資系IT企業で働きたい

日本にあるIT企業の中には、海外で開発されたITサービスを日本で展開している外資系の企業もあります。外資系IT企業は、即戦力を求める傾向にあり、年収が高い企業が多いです。採用倍率も高くなるため、実務経験とあわせて英語もできた方が、少しでもライバルに差をつけられるでしょう。

たとえば外資系IT企業の求人票を見ると、必須要件や歓迎要件として「ビジネス英語力」「英語が話せなくても読み書きはできる方」といった内容が見かけられます。転職してのキャリアアップを目指すのであれば、英語ができた方が、選択肢が広がります。

収入をアップしたい

TOEICで800点以上取れば手当が付く、といった企業に就職すれば、英語力が高まるとともに収入もアップできるでしょう。

企業の中には、TOEICといった英語に関わる資格手当を用意しているところがあります。英語力を評価の指標とし、グローバルな働き方を推奨しているわけです。

IT業界は、経験や能力に応じて年収が決まる傾向にありますので、経験が浅い若いエンジニアの場合、年収は平均より低いかもしれません。しかし、資格手当を設けている企業であれば、資格の取得によって、収入をアップさせることができます。もし英語に関わる資格も手当の範囲内であれば、英語を学ぶ価値はあると言えるでしょう。

プログラミングの学習方法

英語ができた方が有利なことはあるものの、結論でも述べた通り、英語ができなくてもプログラミング学習は始められます。では、肝心のプログラミングはどのようにして学べばいいのでしょうか。

プログラミング学習で大切なことは、コードを丸暗記するよりも、コードを調べながらでもいいので実際にプログラムを組んでみることです。調べながらでもいい、という点は、英語がわからなくてもプログラミングができる理由でもあります。

それでは、主な学習方法について解説します。

書籍で学習する

書籍での学習は、情報が包括的かつ体系的にまとめられているので、一連の流れを理解したい人に向いています。たとえば、「初心者向けのプログラミング学習本」といった本であれば、プログラミングをしたことがない人でも概要が分かるように説明され、基礎学習の実践ができるように解説しています。また、書籍はその分野の専門家によって書かれ、出版社の編集者・校閲者の責任のもとに発行されているので、情報の信ぴょう性が高いです。まずは自分のプログラミング技術に合った本を選び、実際にコードを書いて練習してみましょう。

Webサービスを活用する

Webサービスでの学習は、スマホやパソコンがあればどこでも学習でき、情報サイトの多くが無料なので、お試しでプログラミングにチャレンジしたい人に向いています。たとえば、現役エンジニアの解説動画やプログラミング学習ゲームなど、学習方法はさまざま。Webサービスを検討するときは、自分の学習スタイルを基準に選びましょう。

 

ここでは、初心者向けのプログラミングを学べる一部無料のWebサービスをご紹介します。

Progate

スライド動画のインプット学習と実際にコード書くアウトプット学習で効率よくマスター。登録すればすぐに体験できるのがいいところ。

Schoo

双方向の授業ライブコミュニティが特徴のオンライン学習動画サイト。プログラミングの他に、会計や英語などのビジネスパーソンに役立つ授業もたくさん。

ドットインストール

3分動画でスキマ時間にコツコツ勉強。7000本以上の豊富な動画数で、幅広い分野のプログラミング学習をカバー。

専門のプログラミングスクールで学ぶ

独学に限界を感じた方やエンジニアとしてIT企業へ就職したい方は、プログラミングスクールの利用を検討するのがいいでしょう。プログラミングスクールに通うと、プロの講師陣による実践的な学びを得られるだけでなく、プログラミングの正確な思考プロセスを構築することができます。独学とは違い、学習内容の疑問点をすぐ聞けるので、挫折が心配な方でも安心して学習できるでしょう。エラーメッセージが英語で理解できず「何がわからないかわからない」状態でも、プログラミングスクールのサポートがあれば学習を進められます。英語への抵抗感が薄れるまで、しっかり補助してくれるプログラミングスクールを探しましょう

無料の就職支援付プログラミングスクールをお探しなら

わたしたち学舎さくらは、完全無料で受講できる就職支援付プログラミングスクールです。授業はオンラインで行いますので、全国どこからでも申し込みしていただけます。専属の講師が、基礎から実践までカリキュラムを組んでサポートしますので、勉強ペースはお任せください。首都圏や高知県でエンジニアとしての就職を目指すなら、ぜひ検討してみてくださいね。

まとめ

英語ができなくてもプログラミングは始められますので、英語が苦手という理由で敬遠せずに、まずはプログラミング学習の一歩を踏み出してみましょう。

ただし、プログラミングにおいて英語を避けることはできないので、学習を進めていくうちに、もっと英語を読めるようになりたいと感じるかもしれません。就職後のキャリアアップを見据えて英語の必要性を感じることもあるでしょう。プログラミングに携わっていく中で、自分に必要と感じたら身に付けるようにしましょう。

WRITER -この記事を書いた人-

学舎さくら編集部

未経験からプログラマーを目指せる就職支援付きプログラミングスクール。プログラミングの基礎知識や、IT業界への転職に向けた情報など、未来のITエンジニアに役立つ情報を発信しています。

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