キャリアコラム

【大学中退者向け】就活の取り組み方!正社員で就職できるコツを紹介

2021年10月21日

2021年11月12日

大学を中退した方は、文部科学省の調査によると令和2年度は57,913人で、内2,024人は新型コロナウイルスの影響を受けています。主な理由としては、経済的困窮(16.7%)や、学生生活不適応・修学意欲低下(15.3%)などが挙げられ、コロナ禍による心身耗弱など、さまざまな理由で大学を中退せざるを得なかった人がいます。

出典文部科学省 新型コロナウイルスの影響を受けた学生への支援状況等に関する調査(令和3年4月26日)

 

大学を中退すると最終学歴が「高卒」になってしまうなど、世間では「大学中退者の就職は厳しい」というイメージがあり、就職活動に不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、大学中退者の就職が厳しいのは本当なのか?また、なぜ厳しいと言われているのか理由を解説します。そして、大学中退者で就職できた人とできない人の違いをもとに、どのように就職活動に取り組めば正社員として就職できるのかご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

大学中退者の就職は厳しいって本当?

結論としては、大学を中退した場合の就職活動は、「大卒者」と比較すると難易度が高くなるのは事実ですが、しっかりと対策をすれば就職は十分可能です。

学歴不問・未経験歓迎など、応募者のポテンシャルを重視して採用している企業も多いので、中退した理由がマイナスに伝わらないよう整理して、前向きに就職活動に取り組んでいきましょう。企業研究を通じて、求人企業が求めている知識の習得をするなど、入社意欲をアピールできるようにしておくなどポイントを押さえた活動をすることで内定獲得に近づけます。

ひとりで就職活動をするのが不安な人は、就職支援サービスを活用することで、相談したりアドバイスをもらったりしながら、効率的に就職活動を進めることもできます。ひとりで抱え込まず積極的に活用して就職を目指しましょう。

大学中退者の就職は厳しいと言われる理由

では、なぜ一般的に大学中退者の就職は厳しいと言われるのか。大卒者と比べ就職の難易度が高くなる違いはどこにあるのか。ここからは、大学中退者の就職は厳しいと言われる、主な理由を3つ解説します。

「継続力」がないと思われるから

大学中退者の就職活動が厳しいと言われる大きな理由のひとつは、学業を継続できなかったことで「入社してもすぐに辞めてしまうのでは?」という印象を与えてしまう可能性があることです。

企業は、採用活動や人材育成などに多くの時間とコストをかけているので、できるだけ長く活躍してくれる人材を求めています。そのため、成果を出さないうちに早期退職されてしまうことは、企業にとっては損失です。

「継続力」がある人材なのかは、選考時の評価基準のひとつになるため、大学中退者は面接で中退理由を聞かれることがあります。つまり、企業側に継続力がないと思われないように中退理由を説明できるかはとても重要です。企業側の不安を取り除ける中退理由と自己PRを準備しておきましょう。

大学受験を乗り切ったという事実は、継続した努力や自己学習する習慣があるということを客観的に示せる実績ですので、自信をもって就職活動に臨んでください。

応募できる企業が限られるから

大学中退者の最終学歴は「高卒」になり、「大卒以上」を条件にしている求人には応募できないため、就職先の選択肢が限られます。特に大手企業の総合職などは「大卒以上」を条件としているところも多く、大卒者と比べると企業規模や職種など応募できる求人の幅は狭くなるでしょう。また、理系などで専門分野の履修が条件となる場合も同様です。

大学中退者が応募できる求人

大学中退者が応募できる求人は、一般的には「中途採用枠」になりますが、「新卒採用」や「既卒採用」に応募できる場合があります

「新卒」とは、大学や高校などを今年度中に卒業をする学生を指す「新規卒業者」の略語です。

また「既卒」とは、高校や大学を卒業し正社員としての経歴がない求職者を指し、大学中退者は高卒の「既卒」扱いになります。政府が「学校を卒業してから3年以内は、既卒者扱いとはせずに新卒者扱いする」という指針を打ち出したことから、企業によっては既卒3年以内(高校卒業後3年以内)であれば、「高校新卒」として応募可能にしているところもあります。

ただ実際には、「既卒1年以内まで」「既卒になった時点で新卒応募不可」など企業の裁量によるところが大きいので、求人票をよく確認しましょう

希望する企業に、上記のような条件がない場合は「新卒枠」ではなく「中途採用枠」になります。中途採用枠では、社会人経験のある転職者がライバルになるので、自己PRに活かせる経験の差などから選考を突破するハードルが高くなる可能性があるでしょう。ただし、若いということは、それだけで将来性を秘めていますので、企業研究を怠らずポテンシャルを自己PRで上手く伝えられるようにチャレンジしましょう。

就活の進め方が分からないから

そもそも、初めての就職活動で進め方がわからない大学中退者は少なくないです。

大学に在籍していれば、周囲の就活ムードにあわせてインターンシップや新卒向け就職サイトに登録したり、大学のキャリアセンターによる就活支援を受けたりなどできますが、退学後は自力でより能動的に活動していくことが求められます。ですが、結局何をしたら良いのか分からず自宅でなんとなく過ごしたり、とりあえずアルバイトをして繋いだりしている方も多いようです。また、中退するにはさまざまな理由があり、精神的にも負担がかかるため、退学後すぐに仕事を探して、新生活をスタートすることに不安を感じる人もいます。

一人ひとり違う状況の中、自分はまず根本的に何をすればいいのか?何が必要で、どんな職業を目指せばいいのか?など大学中退者は相談者がいないことで、就活のスタートにつまずきやすいです。大学中退者をサポートしてくれる『就職支援サービス』を活用するなど、周囲の助けも借りながら就職活動を進めていきましょう。

大学中退者がチャレンジしやすい職種

大学中退者は応募できる企業が限られますが、そんな中でもチャレンジしやすい職種があります。

ここからは、学歴関係なく正社員として就職できる職種を主に5つご紹介しますので、参考にしてみてください。

ITエンジニア

近年著しく成長しているIT業界では、ITエンジニアの需要が高まっており、人材確保のため学歴不問や未経験歓迎としている求人が豊富です。就活にあたって自己学習をしておくべきことが比較的明確であり、学習サイトやプログラミングスクールなど、学習コンテンツも豊富にあるため、入社意欲を示すために取り組みやすい業界でもあります。入社後の人材育成プログラムや研修制度を実施している企業も多いので、IT技術の習得を怠らず経験を積んでいくことができれば、キャリアアップや高収入も目指せる職種でしょう。


営業

営業は、自分の力が売り上げに大きく影響する仕事ですが、商材やサービスに関する知識は入社後に覚えるケースがほとんどで、未経験者歓迎の求人が多くあります。コミュニケーション能力や意欲が評価されれば、学歴も関係なくチャレンジしやすい職種です。

固定給に加えてインセンティブ手当がつく会社では、仕事の成果を上げた分だけ還元され、社歴が浅くても頑張り次第で収入アップが目指せます。また、営業職はほとんどの会社で存在する職業のため、成果のだせる営業スキルを身に付けてしまえば、今後どんな会社にも入社がしやすくなるでしょう。

販売・接客

販売や接客は、来客したお客様に対応する業務のため、学歴よりもコミュニケーション能力や人当たりの良さなどが重要になります。そのため、求人は学歴不問・未経験歓迎である場合が多いです。

経験を積んでいくことで、店長候補やマネージャーなど管理職へキャリアアップも目指せます。業界もさまざまなため、自分の興味のある業界を選んでみるといいでしょう。

【業界例】

  • 販売…家電量販店、携帯販売店、食材販売 など
  • 接客…飲食店、アパレル、美容サロン など

施工管理

建設業界は若手の人材が不足傾向にあり、中でも施工管理は長期的な人材育成を目的とした未経験歓迎の求人が多くあります業務内容としては、公共施設やビル、住宅などの建設期間のスケジュールや予算の調整、資源の調達などを行い、工事現場で司令を出しながら、計画的に建設を完成へ導く役割を担います。

入社後に一定期間の実務経験を積み「建築施工管理技士」「土木施工管理技士」などの国家資格を取ることで、多くの会社で歓迎され昇進も目指せるでしょう。ただし、大卒と普通科高校の高卒では、受験に必要な実務経験の期間に差がある点には注意が必要です。

公務員

公務員は、年齢制限をクリアし、試験に合格さえすれば学歴や経歴に関係なく就職が可能です。

国という枠内で働くため、安定した収入や福利厚生など待遇面で高水準を得られます。公務員試験に合格するには勉強が必要ですが、ワークライフバランスを考えながら長期的に安定して働きたい方にとっては、ぜひ挑戦してみたい職業ではないでしょうか。

正社員で就職できる!大学中退者におすすめの就活の取り組み方

大学中退者は大卒者と比べて就職に厳しい面はありますが、チャレンジしやすい仕事があることも分かりました。ですが、就職にたどり着けない人がいるのも事実です。

就職できる人とできない人の違いは何なのか、いくつかの特徴をまとめました。これらの特徴を意識して、就職活動を具体的にどう進めていけばよいのか、取り組み方をご紹介します。

就職できる人の特徴就職できない人の特徴
中退理由をポジティブに伝えられる中退理由をうまく説明できない
就職活動のスタートが早い就職活動のスタートが遅い
相談相手を見つけサポートを受けている人に相談していない
企業選びの選択肢が広い求人の条件や仕事を選びすぎている
企業研究をしっかり行っている企業研究をしていない
就職活動を有利に進めるために、資格やスキルの学習をしている就職活動の事前準備ができていない
行動量が多く、あきらめず就職活動している行動量が少なく、就職活動に消極的

中退理由をポジティブに捉える

大学中退者の面接では、ほぼ間違いなく中退理由を質問されるでしょう。その際、いかに前向きに捉え伝えることができるかが、選考を突破する重要な鍵になります。

例えば、退学の理由が「学業が嫌になった」「周囲とのコミュニケーションに悩んだ」というニュアンスで企業に伝わってしまうと、同じ理由で会社も辞めてしまうだろう、と判断されてしまいます。「経済的な理由でやむを得なかった」など入社後の不安につながらないよう意識して伝える必要があります

また、理由だけではなく「同級生よりも早く社会人経験を積めるチャンスだと捉え、キャリアを築いていきたい」など、中退という決断を今後どのように活かしていくかまで伝えることで、就職に対する前向きな姿勢を示しましょう。

退学理由は人それぞれですが、まずは自分の中で整理して、前向きに取り組んでいくことが大切です。

空白期間を空けず、できるだけ早いタイミングで就職活動をスタートする

採用市場で「若い人材」は大きなニーズがあります。チャンスを逃さないためにも、早いタイミングで就職活動をスタートすることが大事です。また、同年代よりも先に就職することで、周りよりも早くキャリアアップできるチャンスを掴めることにもなります。

中退後、理由もなく空白期間がありすぎると「仕事に前向きではないのでは?」と、企業側にマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。また、フリーターとしてアルバイトで仕事をしていた場合も、「なぜ就職をしなかったのか?」と選考時に理由を聞かれる場合があるようです。もし期間が空いた場合は、理由とその期間に自分が何を得たかなど、プラスに伝えられる答えを用意しておきましょう。

大学中退者をサポートしてくれる『就職支援サービス』を活用する

就活と言えば、就職サイトで検索して応募をするイメージが一般的ではないでしょうか。

就職サイトはたくさんの求人がチェックでき、一度に多くの企業に応募できるメリットがあります。ですが、選考日程の調整や応募書類の作成・面接対策などのサポートはないため、全て自分で準備することになります。大学中退者で周囲に相談できる人がいない中、初めての就職活動に挑むには、わからないことが多く負担が大きいでしょう。

就職支援サービスを活用すれば、相談員に企業探しのアドバイスや履歴書の添削、面接対策などを相談して進めることができます。また、紹介状の発行や日程調整なども行ってもらえるところもあり、選考までの負担を軽減することができるため、効率よく就活が進められるでしょう。

わかものハローワーク

ハローワークとは、厚生労働省が運営する公共職業安定所で、全国各地に所在し、管轄地域の求人を多く取り扱っています。そのなかでも、わかものハローワーク」は、正社員での就職を目指す若者(35歳未満)の支援を専門に行っている窓口です。

担当の就職支援ナビゲーターが、個々の求職者の状況に合わせた支援プランの作成や、個別相談に対応しています。セミナーやグループワーク、職業訓練の紹介など就職に役立つ支援や、就職後の定着支援もワンストップで実施されているため、細かな相談もしやすいです。

企業側の意向でインターネット上には公開していない求人もありますので、近くのハローワークへ相談してみましょう。

参考:厚生労働省 わかものハローワーク

ジョブカフェ

ジョブカフェは、都道府県が主体的に設置する若者の就職支援施設で、正式名称は「若者のためのワンストップサービスセンターと言います。各地域の特色を活かした就職セミナーや職場体験、キャリアコンサルタントによる個別相談や職業紹介などさまざまなサービスが無料で利用できます。

「就職したいけど何から始めればよいかわからない」という人でも、カフェのように気軽に立ち寄れる場として支援に取り組んでいるので、一度立ち寄ってみるといいでしょう。

参考:厚生労働省 ジョブカフェにおける支援

若年層向けの就職エージェント

就職エージェントは、民間企業が運営する就職支援サービスで、アドバイザーがマンツーマンで就職活動のサポートをしてくれます。企業ごとに、保有する求人数やサポートの範囲には違いがあるため、自分に合った就職エージェントを選びましょう。

各自の状況や適性を踏まえて、向いている可能性が高い会社を紹介してくれるため、仕事選びに不安がある人にとっては心強いのではないのでしょうか。また、就活のスケジュール調整や企業とのやり取りなどは、エージェントが代行してくれるため、就活の不安が軽減され安心して利用できます。

学歴不問・未経験歓迎・ポテンシャル採用の求人に注目する

大学中退者でも年齢が若ければ、今後の成長スピードに期待して「学歴不問」「未経験」歓迎としている企業も多いです。また、熱意や将来性など前向きな姿勢を大事にしている企業では、経験や能力よりもポテンシャルを評価しています。仕事選びにおいて選択肢を広く持ち、業種から探すだけでなく、「学歴不問」「未経験」歓迎といった条件でも検索してみましょう。

成長意欲や志望企業への熱意をアピールできれば、採用担当者へ良い印象を与えることができるでしょう。

採用市場では、年齢を重ねるにつれてポテンシャルよりも経験やスキルが重視されるようになるので、20代前半の若いうちに就職活動を進めるのもポイントです。

情報収集のため就職説明会などに積極的に参加する

応募先の企業については入念に調べましょう。選考時に志望動機を明確に伝えるためには、まず企業のことを知ることが大切です。希望する企業でどんな人材が求められているのかを知り、自分はその企業でどんなことができるのかをアピールするために、情報収集は欠かせません

また、会社の実態をよく調べずに焦って就職してしまうと、「こんなはずではなかった」と後悔に繋がる可能性があります。説明会などでは、実際に会社で働いている方と接することができる機会にもなるので、積極的に参加して後悔のない就職を実現させましょう。

優遇されやすい資格を取得する

資格はなくても就職は可能ですが、希望の仕事をするために有利になる資格があれば、就職率をアップさせられます。また、資格取得は努力やスキルだけでなく、入社後にも積極的に知識を吸収していく姿勢があることの証明にもなるので、選考時のアピール材料にもなります。

中退後、ブランクをあまり開けないことが望ましいので、就職活動と資格取得に向けた学習は並行することになりますが、労働意欲を示すことができ、将来的なキャリアップにもつながりやすいでしょう。

どんな資格があるか参考にご紹介します。

  1. 簿記
  2. 宅地建物取引士
  3. 登録販売者
  4. 基本情報技術者  など

『就職支援付き』のプログラミングスクールでスキルを身に付ける

出典:学舎さくら

IT企業への就職を目指すなら、就職支援付きのプログラミングスクールで知識の習得と就活をするのがおすすめです。

高知県にある『学舎さくら』では、高知県内と首都圏で、IT企業の就職を目指す10代~20代を対象に、未経験からプログラミングが学べます

就職先紹介企業からの紹介料で運営されているため、受講料無料です。完全オンラインで、プロの講師からプログラミングの基礎から実技に対応できる技術の習得と、専属のキャリアアドバイザーによる就職サポートが受けれるので、通学の負担がなく時間を有効活用できる就活方法となります。

IT企業へ就職して活躍したい方は、ぜひ活用を検討してみてください。

まとめ

大学中退者は大卒者と比べると、就職活動の難易度は高くなりますが、退学理由を整理して前向きに行動し、しっかりと対策をすれば正社員として就職することは十分可能です。

就職活動が初めてで不安なことも多いと思いますが、就職支援サービスを活用して、周りの人にサポートしてもらいながら、ひとつひとつ取り組んでいきましょう。

WRITER -この記事を書いた人-

学舎さくら編集部

未経験からプログラマーを目指せる就職支援付きプログラミングスクール。プログラミングの基礎知識や、IT業界への転職に向けた情報など、未来のITエンジニアに役立つ情報を発信しています。

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