2023年2月20日
|2023年2月28日
IT人材不足が深刻化している昨今、就職や転職を目的とした社会人向けのプログラミングスクールの需要は高く、「プログラミングスクールを受講してみたい」という人も多いのではないでしょうか。しかし、検索エンジンで上がってくるプログラミングスクールの関連キーワードは「無駄」「やめとけ」など、マイナスイメージなものが目立ちます。
「プログラミングスクールの現実ってどうなの?本当に無駄?やめておいたほうがいい?」と悩んでプログラミングスクールの受講を迷っている方もいるでしょう。この記事では、なぜ「無駄」「やめとけ」と言われるのかその理由を探り、プログラミングスクールの現実に後悔することが無いよう、注意すべきポイントなどについて解説します。
この記事の目次
そもそも、なぜプログラミングスクールは「無駄」「やめとけ」「意味ない」などと言われているのでしょうか。その理由としては、プログラミングスクールのことをきちんと理解せずに受講し、学習や就職サポートにおいて現実とのギャップを感じてしまうことが挙げられます。プログラミングスクールの広告に書かれているセールス文句だけで判断せず、現実をしっかりと見極められるようにしましょう。ここでは、ギャップを抱きやすいパターンとして主な理由を5つ解説します。
プログラミングスクールは、無料で受講できるところもあれば、50万円を超える費用が必要なところもあり、その幅は大きいです。しかし、そこで「受講料が高い方が質の良い授業が受けられるだろう」と安易に考えてしまうと、現実とギャップを感じるかもしれません。
高価で質の高い教材が提供されても、その教材で身につくプログラミングスキルや成果が、自分の目的と一致しなければ十分な満足は得られません。カリキュラムを通じて身につけられるスキルと成果は、プログラミングスクールによって特徴がありますので、必ず確認してください。また、講師のサポート内容も確認しておきましょう。高いぶん、優秀な講師がサポートについてくれても、サポートしてくれる時間帯が自分のライフスタイルに合わなかったり、質問方法が自分の性格と合わなかったりすれば、十分な恩恵を得ることが難しくなります。
プログラミングスクールの比較は面倒かもしれませんが、「高いから良い」ではなく、自分の目的や受けたいサポートを明確にしたうえで、「それに見合う金額だから良い」と納得しておくことが、後悔につながらないポイントだと言えます。
プログラミングスクールを受講すれば、優秀な講師や教材の力で、苦労せずプログラミングスキルを習得できると考えているのであれば、現実と大きな乖離があります。
独学でプログラミングスキルを習得しようとすると、入門レベルで200~250時間、実用レベルだと1,000時間かかると言われています。そこには、自分で教材を選んで学習スケジュールを考え、分からないことがあれば自力で調べ上げるといったハードルも伴います。そういった独学の挫折要因を少しでも取り除き、ポイントを絞った効率的な学習ができるようサポートしてくれるのがプログラミングスクールです。
あくまで、プログラミングスクールが行うのは学習のサポートであり、学習の主体は自分であることは覚えておきましょう。また、プログラミングスキルは座学だけでは決して身につきません。インプットした知識を、実際に手を動かしてアウトプットすることで確実にスキルを自分のものにしていけますので、そういった面でもサポートを受けるだけの姿勢ではスキルアップが図れないと理解しておく必要があります。
就職支援付のプログラミングスクールを受講する場合には、学習だけでなく就職サポートについても、理想と現実にギャップが生じる可能性があります。
プログラミングスクールの広告では、受講さえすれば就職や転職が保証されているかのような書き方をしているところもありますが、それが自分の希望する就職先や転職先かはわかりません。採用する企業側は当然、採用基準を設けています。知識やスキルが身につくよう、プログラミングスクールは出来る限りのサポートをしてくれますし、受講生に合った就職先を紹介してくれますが、採用企業の基準を満たしていなければ、希望する企業には就職できないこともあるでしょう。その結果、自分が希望する以外の就職先を紹介されることもあります。
また、プログラミングスクールの中には就職先が提携先企業に限定されているところもあります。検討しているプログラミングスクールの提携先に就職したい企業があるかどうかは、下調べしておきましょう。
プログラミングスクールは、お金さえ払えば誰しもが卒業を約束されているわけではありません。「プログラミングが理解出来ず、自分に向いてない」と判断し辞めてしまう受講生は、どこのプログラミングスクールでも一定数はいます。将来の希望を抱いてプログラミングスクールを受講しても、途中で無駄となってしまう受講生がいることは事実です。
公式サイトに出している就職内定率などには、途中で辞めた人は含まれていないことが多いので、高い数値を過度に信用してしまうと、現実とギャップが生じます。うまく就職できた受講生の情報は公式サイトでも取り上げられますが、挫折した人の情報は公式サイトでは知ることができませんので、気になる方は口コミサイトなどで情報を探してみるのも良いでしょう。
ただし、ネガティブな情報を探すために情報検索する場合は、すべてが「無駄」「やめておけ」につながってしまうので、自分が許容できる基準をもって情報を取捨選択できるようにしておきましょう。
○○日ですぐにエンジニアになれる!エンジニアは自由に働ける!といったような広告をそのまま信用してしまうことも注意が必要です。
エンジニアは専門性の高い職業ですので、実務レベルの知識とスキルを得ようとすればそれなりに時間はかかります。「すぐに」といった広告であれば、その就職先が自分の思うような仕事なのか、一部の特定の実績を大げさに広告にしていないか、かなりの自己学習を前提としていないかなどの疑問は持っておいても良いでしょう。「自由な働き方」というのも、エンジニアとしてある程度の実績を積めば、という前提があるかもしれませんので、現実の働き方をしっかり想定してみましょう。
気になる点は、受講前にプログラミングスクールの説明会で疑問をぶつけておけば、安心を得られるはずです。
プログラミングスクールの現実が想定と違ってしまい、「無駄」「やめとけ」と言われてしまうケースについて説明してきましたが、プログラミングスクールに通うことで得られるメリットも多くあります。ここでは、プログラミングスクールに通うことで得られるメリットについて4つご紹介します。
プログラミングスクールの場合、最終目的が明確で、ゴールに向けての学習期間や学習内容が決められています。決められたカリキュラムに沿って学習を進めていけば、プログラミングスクールが目標としているだけの知識やスキルを、遠回りせずに身につけられるため、何から手を付けていいのかわからないような初学者にはおすすめです。
プログラミングスクールを選ぶときには、自分が学びたい分野や就職を目指す職種は絞っておいた方がよいでしょう。プログラミングスクールの説明会で、それらを伝えることができれば、自分の目的に合ったカリキュラムがあるかどうかを判断しやすくなり、受講後の「思っていたのと違う」を回避しやすくなります。
「わからないことを質問できる環境がないこと」は、プログラミングを独学する人が挫折する主な原因の一つです。現役のエンジニアでもわからないことが出てくるのはよくあることなので、初学者であればなおさら頻出するエラーに手間取ってしまいます。しかし、独学だと不明点を聞く人もおらず、自分で解決を試みるものの悩んで時間だけが過ぎていき学習が止まってしまう、結果として学習が嫌になって挫折してしまう、なんてこともあるでしょう。
プログラミングスクールなら、わからないことがあれば講師に質問できる環境があります。不明点をその都度解決していけるため、独学より学習を継続しやすいでしょう。
プログラミングの学習には長い期間を要するため、独学ではモチベーションを維持することに難しさがありますが、プログラミングスクールでは、モチベーションの維持も学習サポートに含まれます。
講師が進捗を管理してくれたり、成長を客観的に評価してくれるだけでも、学習のモチベーションには良い影響があるでしょう。また、同レベルの知識量を持った仲間が集まっているので、上手にコミュニケーションをとることができれば、志や悩みを相談・共有でき、挫折しそうなときに励ましあうこともできます。
独学でプログラミングの知識やスキルを身につけても、並行して就職活動を行うとなると、さらに労力がかかります。就職・転職に不安を感じている人は、就職・転職サポートがついているプログラミングスクールを選ぶことで、自分の希望に合った就職先を探し出す手間が省け、卒業後すぐにエンジニアとしての実績を積んでいけます。
プログラミングスクールの中には、就職や転職ができなければ受講料などを全額返金してくれる「就職・転職保証制度」や、そもそも就職を前提としていれば受講料が無料というところもありますので、規約や条件を必ず確認しましょう。
プログラミングスクール広告のキャッチフレーズだけを信用して、「お金を無駄にしてしまった」なんてことにならないように、事前の下調べをしておきましょう。ここでは、プログラミングスクールを選ぶ際のポイントについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
実績としては、これまでの受講生の数は多いか、就職率や転職率はよいか、就職先の企業は優良企業が多いか、などを確認しましょう。多くのプログラミングスクールでは、公式サイトに実績を提示しているはずです。
また、どういった母体が運営しているプログラミングスクールなのかも調べてみましょう。カリキュラムの信用性や、独自の就職紹介先を持っているかなどが推測できる、一つの目安になります。
講師の質のわかりやすい目安としては、現役のエンジニアとして活躍している、もしくは直近で実務経験があるエンジニアが講師として在籍しているかどうかです。カリキュラムの中で起こるエラーについては、ほとんどの講師が教えることができますが、エンジニア経験のある講師の方が、より説得力を持って受講生にポイントを伝えることができるでしょう。
また、質問したときに丁寧にわかりやすく教えてくれるかどうかも重要なポイントです。これは、公式サイトの情報では判断しづらいので、口コミ評価などを参考にするのもよいでしょう。
受講料が妥当かどうか判断するためには、まずプログラミングスクールの受講料相場を調べておく必要があります。相場を調べたうえで、自分が実際に支払える金額の予算を決めておきましょう。予算より高額であっても、教育訓練給付金制度の対象で最大70%オフになる場合もあるため、あわせて検討してみてください。途中でやめた場合の違約金や、テキスト料などの追加料金、分割払いする場合の手数料といった見逃しがないかにも注意しましょう。
公式サイトに入学金や授業料、カリキュラムやサポート内容などの詳細を載せていないプログラミングスクールもありますが、たいていの場合は無料説明会に参加できますので、不明瞭な点は徹底的に質問してみてください。受講料に対して、納得して受講することが後悔のないプログラミングスクール受講に繋がります。
プログラミングスクールの受講料には幅がありますが、その中でも無料のプログラミングスクールに対しては「無料で受講できるなんて何か裏があるのでは?」と疑ってしまう人も多いでしょう。
本来であれば高額でもおかしくない受講料を、なぜ無料で受けられるのかというと、提携先企業に卒業生を紹介し、その紹介料で運営しているなどの仕組みが存在するからです。
提携先企業からの信用を得るために、受講生には知識とスキルをしっかり習得してもらう必要がありますので、無料だからカリキュラムの質が低いということは決してありません。条件として、就職・転職先が提携先企業に限定されることが多いですが、提携先企業に納得を持てるのであれば、十分に選択肢となり得ます。
「学舎さくら」は受講料完全無料の就職支援付きプログラミングスクールです。入学金や違約金はなく、テキスト代も完全オンライン型のため不要となっています。就職紹介先企業様からの紹介料で運営しており、提携先企業は首都圏と高知県をあわせ3500社以上あります。公式サイトにも一部企業名を掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。ここでは、学舎さくらのおすすめポイントをご紹介します。
就職紹介先企業様からの紹介料で運営しているため、入学金、違約金、受講料、テキスト代は一切かかりません。(通信費は個人負担)
授業は完全オンライン形式なのでパソコン1台と通信環境さえあれば全国どこからでも受講可能です。
生徒個人個人のレベルに合わせてプロの講師陣がサポートしてくれるので、知識ゼロの未経験者でも安心して受講できます。わからないことは、チャットなどのツールを利用して質問することができます。
就職するのに必要な書類添削、面接対策など就職に関する色々なサポートを受けられます。あなたの希望をとことんお聞かせください。3500社以上ある提携先企業から、あなたの希望にそった企業を探します。
プログラミングスクールの需要が高まりつつある昨今、集客だけに注力し、誤解を招くような広告が目立つプログラミングスクールが存在するのは事実です。また、プログラミングスクールのすべての受講生がうまくいくわけではなく、挫折する受講生も一定数存在します。
数あるプログラミングスクールの中から自分に合ったところを探し出すのは大変かもしれませんが、プログラミングスクールで受けられるサポートを正しく理解し、納得できる受講料を支払うことが大切です。
学習を継続できるか不安な方は、無料のプログラミングスクールを検討してみてもよいでしょう。まずは「学舎さくら」の説明会に参加して、不明な点があればとことん質問してください!
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