2022年9月7日
|2023年1月13日
ITエンジニアへの就職・転職を目指している方のなかには、「どうすればITエンジニアになれるかわからない」「IT業界未経験だとなれないのでは?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。この記事では、未経験でもITエンジニアになれる理由をはじめ、ITエンジニアを目指すためのステップやプログラミング学習方法など、ITエンジニアになるために知っておきたいことを解説していきます。未経験からITエンジニアになりたい方におすすめの記事です。
この記事の目次
ITエンジニアになりたいけれど、「業界未経験から就職できるのか?」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。結論からいうと、ITエンジニアは未経験者でもなれる職業です。なぜ未経験でもITエンジニアになれるのか。まずはその理由について、解説していきます。
未経験でもITエンジニアを目指せる理由のひとつが、ITエンジニアをはじめとしたIT人材不足。ITエンジニアは活躍できる分野が幅広く、将来性も高い職業ですが、拡大するITエンジニア需要に供給が追いついていないことが問題になっています。
経済産業省が2019年に試算した「IT人材供給に関する調査」では、2030年にはITエンジニアが最大で79万人不足すると予想されています。IT業界では、この需要と供給のギャップを埋めるために人材の育成が急務となっており、企業は業界未経験でもITエンジニアとしての素質があれば、将来の戦力として活躍してほしいと考えています。
実際にIT業界には、「未経験歓迎」の求人が多くあります。マイナビ転職のエンジニア求人サーチで、「職種未経験OK」または「業界未経験OK」のITエンジニアの求人を検索したところ、全国で1,500件近く(2022年9月時点)の求人がありました。
未経験歓迎の求人を探すと、「育成実績」や「研修制度」をPRしている企業を見つけることができます。業界未経験者に期待していることは、即戦力としての活躍ではなく、入社してから実務を覚えてもらうことです。そのために、基礎的なIT知識やプログラミングの研修、資格取得支援などのサポートを用意している企業は多くあります。
また、実務においてはプログラムのテスト作業やITインフラの運用・監視業務など、基礎知識があれば携われる業務があるため、実践を通じて成長のSTEPを踏んでいきやすいというのも、未経験者がIT業界に挑戦しやすい理由となっています。
ITエンジニアは、弁護士や医師のように特別な資格が必要な職業ではありません。学生時代に専門的な学科を修める必要もないので、挑戦する意欲があれば社会人になってからでも目指しやすい職業であると言えます。また、ITエンジニアは「技術職」であり、技術力や実績を身につけていけば、学歴のハンデを乗り越えてキャリアアップを目指すことができます。
ただし、学歴が完全に不要とは断言できない部分もありますので、学歴については次の記事を参考にしてみてください。
未経験からITエンジニアを目指すためには、次の3つのステップを進めてから就職活動にのぞむといいでしょう。それぞれについて順番に解説していきます。
ITエンジニアになるためには、まず「なぜITエンジニアを目指すのか」を明確にしておきましょう。
未経験歓迎求人の場合は、採用においてITエンジニアとしての将来性が評価される傾向にあります。企業から「採用後に長く活躍してもらえる」「学習意欲がある」と評価されるためには、志望動機や熱意をアピールすることが大事です。
志望動機をうまくまとめるのが難しい方は、思いつくことから箇条書きにしていくといいでしょう。たとえば、次のようなメモ程度から考えはじめても問題ありません。
・将来性があるから
・IT業界に憧れがあるから
・IT技術でいろいろできることに感動したから
・人の役に立てるものを作りたいと思ったから
ポイントは、自分の思いつくままに書き出していくこと。書き出していくなかで、それぞれのつながりや深堀りできるところを見つけていき、自分がITエンジニアになりたい理由を具体的にしていきましょう。
ITエンジニアには、専門分野や担当する業務によって、さまざまな職種があります。たとえば、WEBアプリやWEBサイトに携わるのであれば「WEBエンジニア」、企業のシステム開発に携わるなら「システムエンジニア」など。
これら職種によって、呼び方だけでなく仕事内容や必要なスキルが違ってきますので、なりたい方向性を決めておかないと効果的な転職活動ができづらくなります。また、それぞれの職種について充分に理解しておかないと、イメージとギャップを感じて、入社後の後悔にもつながります。
ITエンジニアの種類やITエンジニアに求められること、おすすめの資格などは次の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
未経験者歓迎とはいえ、企業は誰でも採用しているわけではありません。たとえば、IT業界未経験でやる気や熱意が同じぐらいの応募者が複数人いる場合、企業側は、少しでも知識や技術がある人に入社してほしいと考えるでしょう。入社後に自分が成長できるポテンシャルを見てもらい、ライバルと差をつけるためには、必要な基礎スキルを事前に身につける努力をしておくことが重要になってきます。
自分のスキルをアピールする方法としては、次の2つが有効です。
たとえ充分なスキルではなくても、結果を出すまでの意欲的な姿勢や、そのために工夫したこともあわせてアピールすることで、ストーリー性のある自己PRになります。
プログラマやWEBエンジニアといった開発系のITエンジニアを目指すのであれば、まず必要なのが「プログラミング学習」です。プログラミング初心者の場合、学習のために「なにを準備するべきか」「なにからはじめるべきか」など、わからないことも多いかもしれません。
効率よくプログラミングスキルを習得するためには、継続的な学習が必要です。自分にあった学習方法を見つけるために、プログラミング学習のはじめ方について解説していきます。
ITエンジニアは、職種によって必要となるプログラミング言語が違ってきます。自分がなりたい職種が決まっている場合、その職種への就職に有利なプログラミング言語を知っておくようにしましょう。また、プログラミング言語には、転職における市場価値や習得の難易度、他言語への汎用性などの違いもありますので、自分が学習するプログラミング言語以外の基礎知識についても、事前に調べておくことをおすすめします。
次の記事では、メジャーなプログラミング言語14個の特徴や、プログラミング言語の選び方について詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
プログラミング学習で最初に迷うのは、独学かプログラミングスクールの受講かでしょう。
今は独学をサポートしてくれる手段も多いです。たとえば、動画サイトや学習サイトは、無料で手軽に始められるサービスがあるため、自分がプログラミングに向いているかを知るための、最初の一歩として活用できます。
自分が独学に向いていない、もしくは独学で限界を感じたのであれば、プログラミングスクールを検討してみましょう。
次の記事では、プログラミング初心者向けにおすすめの学習方法を紹介しています。独学・プログラミングスクールそれぞれにメリットがあるので、自分にあった学習方法選びの参考にしてみてください。
プログラミングスクールの受講を検討している場合、毎月入学可能で完全無料のオンラインプログラミングスクール「学舎さくら」がおすすめです。
プログラミングの基礎的な内容から、実践的なチーム開発まで学べて、ひとりひとりの理解度・進捗状況にあわせた学習サポートもあるので、プログラミング初心者でも安心。
就職支援は、キャリアアドバイザーのマンツーマン指導。応募書類の書き方から面接まで、あなた専用のサポートを受けられます。
プログラミング学習のこと、就職活動のことで気になることがある方は、随時開催しているWEB説明会に、ぜひ参加してみてください。
未経験からITエンジニアを目指せるといっても、「就職してからがきついのではないか」と不安になっている方もいるかもしれません。たしかに、未経験歓迎で入社できるといっても、そのあとにITエンジニアとして活躍できるかは、個人の努力と適正次第です。
未経験からITエンジニアになった場合に「きつい」と感じやすいこととして、次の5つがあげられます。自分が向いているかどうかを考える参考にしてください。
次の記事では、きつさを乗り越える方法やどんな人がITエンジニアに向いているかなども解説しているので、ぜひ読んでみてください。
ITエンジニアは、業界未経験からでも挑戦しやすい職業です。未経験からITエンジニアになる場合は「なぜITエンジニアになりたいのか」「どのITエンジニアを目指すのか」をしっかり考えて、志望動機と熱意をアピールすることが大事になります。また、ポートフォリオの作成や資格取得で、自分のポテンシャルをアピールできるように、なりたいITエンジニア像が決まったら、早速行動に移していきましょう。
万が一プログラミング学習中につまずきそうになったら、次の記事を参考にしてください。
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