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ITコラム

IT業界でエンジニア不足って本当?未経験からでもIT業界に挑戦できるのか

2022年8月15日

2022年9月26日

IT業界はエンジニア不足らしいけど本当?IT業界って専門職のイメージだけど、未経験でも採用されるの?と悩んでる方に向けた記事です。IT業界の人材不足についてデータを中心に解説し、IT業界未経験者の採用に関する疑問を解決していきます。

IT業界は人手不足って本当?

2020年度に経済産業省が国内の事業会社を対象に行った調査では、IT人材の量について、40.8%の会社が「大幅に不足している」、47.4%の会社が「やや不足している」と回答し、あわせると9割弱の企業がIT人材の不足を感じている結果となっています。第4次産業とも言われるITサービスの市場は急速に拡大しており、IT人材不足が深刻化しているというのは、データからも読み取ることができる事実です。

出典:「DX白書2021」独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センター

現在エンジニアは不足している?

ここからは、IT人材の中でも「エンジニア」が不足している状況と、今後のIT人材の需要と供給について見ていきましょう。まずは、経済産業省がデジタル事業に対応する人材の「量」の確保について、職種別に調査した結果を見ていきます。

出典:「DX白書2021」独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センター

 

IT人材には、プロジェクトを統括するプロジェクトマネージャーや、データ解析や分析を専門とするデータサイエンティストなど、いくつかの職種が存在しますが、いずれの職種においても人材不足が見て取れます。エンジニアは、「デジタル事業に関するシステムの実装やインフラ構築、保守・運用、セキュリティ等 を担う人材」という定義で集計されていますが、およそ半数の企業が人材不足と回答しています。

では、実際の求人状況はどうでしょうか。転職サイト「doda」の2022年6月の転職求人倍率をみると、エンジニア(IT・通信)は8.77で、全体の平均1.91に対しておよそ4倍以上という高い数値を示しています。これは、転職希望者1人に対し、8件の求人があることを表しており、エンジニアは売り手市場であるということが、実際の求人状況からも読み取れます。

IT人材の需要は今後も続くの?

IT人材の積極的な採用が続くと、そのうち「飽和状態になるのでは?」という疑問を持つ人もいるでしょう。しかし、経済産業省のデータでは、2030年もIT人材不足が続いていると見込んでいます。

下の図は、2015年~2030年までのIT人材の需要と供給のギャップの推移を示しており、調査した2018年にはIT人材が22万人不足しています。2018年以降もIT人材不足は改善傾向が見られないまま増加の一途をたどり、2030年には最大79万人のIT人材が不足すると予測されているのです。IT需要の伸びが低いと見積もってもおよそ16万人のIT人材が不足するとのことで、IT人材の需要がなくなるという心配は少ないでしょう。

出典:「IT人材需給に関する調査」みずほ情報総研株式会社

なぜIT人材は不足しているのか?

IT関連の求人は多いのに、なぜ人手不足は解消されないのでしょうか?その疑問を解決するためには、IT人材が不足している原因を探る必要があります。エンジニアを含むIT人材が不足している原因としては、次の3つのポイントが考えられますので、それぞれ詳しく解説していきます。

IT市場の拡大・IT技術の急速な進歩

経済産業省が調査をしている「特定サービス産業動態統計調査」の2021年の結果を見ると、情報サービス業の売上高は15兆2969億円(年・伸び率3.5%)、インターネット付随サービス業の売上高は2兆2418億円(年・伸び率8.1%)とIT関連の市場規模は右肩上がりで推移しています。2022年度以降も、DXの活発化や、5G、AIやIoTの普及などにより市場は拡大していくと予測されており、IT人材の需要は高まる一方です。市場の拡大により即戦力のエンジニアの数が需要に追い付かない、さらには技術の革新が同時に進んでいくため先端技術に対応できるエンジニアの確保も考えなくてはならないということが、IT業界の大きな課題となっています。

企業の求める人材がいない

IT業界は慢性的な人手不足に陥っており、現在も売り手市場であることに変わりはありません。しかし、採用する企業側も、応募して来る人なら誰でもいいというわけではありません。経済産業省の発表したデータによると、IT人材を新たに採用する阻害要因のうち、最も高い割合を示したのが「要求水準を満たす人材がいない」で、阻害要因のうち半数近くを占めています。単なる人材不足ではなく、企業側が求めるスキルと、エンジニアが持つスキルが離れているということも、IT業界の人手不足の要因の一つとなっています。

出典:「DX白書2021」独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センター

IT業界 = 新3Kのイメージが先行している

IT業界=新3K「きつい、帰れない、給料が安い」というマイナスイメージを持たれがちです。確かにIT業界はシステムトラブルでの急な対応や、納期厳守といった顧客対応などで時間外労働が発生しやすい業界です。しかし、法改正などにより長時間労働の抑制は進んでいますし、何より人材を確保するために働き方を改善する企業努力も進んでいます。働き方の改善へ意欲的に取り組んでいる企業は、人材確保のため積極的にアピールしていますので、企業サイトや求人票などにより確認してみましょう。

今後需要が高まるエンジニアの分野は?

今後ITエンジニアを目指すなら、将来性があり、なおかつ需要がある分野で働きたいと考える人も多いでしょう。IT業界のエンジニアといっても、システム開発系、WEB系、ITインフラ、機械系など多種多様な分野・職種がありますので、今後需要が高まるであろう分野について解説します。

〈IT業界の主なエンジニア一覧〉

システム開発系エンジニアプロジェクトマネージャ、プログラマ、システムエンジニア
WEB系クリエイターWEBライター、WEBディレクター、WEBエンジニア
ITインフラ系エンジニアネットワークエンジニア、サーバエンジニア、セキュリティエンジニア、データベースエンジニア
機械系エンジニアテストエンジニア、サービスエンジニア、組み込みエンジニア

IoT、ビッグデータ、AIなど先端IT分野

IT業界では、日々新しい技術が生まれており、多くの分野においてIoTやビッグデータ、AIなどの先端IT市場規模は拡大傾向にあります。経済産業省では、AIやビッグデータ、IoTなどの第四次産業革命に対応した新しいビジネスの担い手として、付加価値の創出や革新的な効率化などにより生産性向上などに寄与できるIT人材のことを「先端IT人材」と定義付けています。

2030年には「先端IT人材」はおよそ55万人不足し、従来からのIT需要に対応する「従来型IT人材」はおよそ10万人余るという予測データまでありますので、今後需要が高まるエンジニアになりたいのであれば、従来のIT技術のみならず、新しいIT技術に関する知識も習得していくことが一つの選択肢となります。特に革新的に技術が進歩しているAIに関する技術は、応用の幅も広いため、今後ますます需要が高まっていくでしょう。

出典:「IT人材需給に関する調査」みずほ情報総研株式会社

WEB系、システム開発

WEB系、システム開発はクライアントの数が多いため、それに対応するIT企業数も多く需要の高い業界です。スマートフォンの普及により、企業の販路拡大やサービス向上には、WEBサービスやスマホアプリの開発が欠かせないものになっていますし、DXの活性によって業務効率化を助けるシステム開発の需要も高まっています。わたしたちの生活や仕事に直結する分野であり、継続した需要が見込まれますが、市場や技術の変化が早い分野でもあるため、エンジニアとしての将来性を見据えるのであれば、新しい需要に対応し続ける努力や、他のエンジニアと差別化を図れる専門性の習得が必要となります

セキュリティ分野

ITサービスの基盤となるネットワークやサーバといったITインフラの仕事も需要が高い分野です。そして、ITインフラの分野において特に需要が高いのが、セキュリティエンジニアです

人や企業がITサービスを利用する機会が増えるにつれ、セキュリティに関する問題は増えてきています。外部からのサイバー攻撃による情報漏洩やネットワークの通信障害は、ITサービスを運営する企業に大きな損害を与えます。セキュリティエンジニアの仕事は、セキュリティシステムの企画や提案、設定、実装、テスト、セキュリティシステム導入後の運用・保守業務まで多岐にわたりますが、これからもITインフラにおいて市場価値が高まっていく存在です。

IT業界未経験でも就職/転職可能?

IT人材不足を解消するため即戦力となる人材を求めている中、「IT業界未経験者歓迎」といった求人を出し、未経験者を採用している企業があるのはなぜでしょう。なぜIT業界未経験でも採用されるのか、その理由を解説していきます。

育成に力を入れている企業であれば、未経験でも就職は可能

前述した「要求水準を満たす人材がいない」というデータが示すように、IT人材不足を解消するためには、即戦力となる人材が欲しいというのが企業の本音でしょう。しかし、優秀なIT人材はすでに企業の中核となるポジションにいる、あるいは、企業に属さずフリーランスで活動している場合などもあり、確保するのが難しい状況です。そこで、高いITスキルを持った人材を自社で育成していこう、という企業は業界未経験者でも積極的に採用しています

自社育成の場合、入社後に実務知識を身につけられるかといったポテンシャルを評価してくれるので、新卒や未経験者でも採用される可能性が高くなります。その場合は、年齢が若い人材ほど採用率が高くなる傾向にあるため、IT業界への挑戦を考えるのであれば、行動は早い方が有利でしょう。

SESは未経験でも採用されやすい

SES (システムエンジニアリングサービス)は、エンジニアを客先に常駐させて、業務を遂行する契約形態の一つです。人手の足りない企業が、SES企業から労働力の提供を受けるという仕組みは、IT人材不足を解消するために需要の高いサービスです。SESでは、できあがったプログラムのテストといった簡単な仕事を任されることも多く、比較的未経験者でも採用されやすい傾向にあります。開発といった上流の仕事を任せてもらえるように、スキル習得の努力を怠らずキャリアアップを目指していきましょう。

いきなり先端IT技術者になれるわけではないので、キャリアアップを目指す

IoTやビッグデータ、AI(人工知能)などの第四次産業革命を担う先端IT技術者には、専門的な知識や高度なITスキルが必要です。IT業界未経験で、すぐに先端IT技術者になるのは難易度が高いでしょう。

将来性が高く、IT市場で存在価値のあるエンジニアを目指すのであれば、未経験でも採用してもらえる企業でIT関連の基礎知識を学び、現場経験を経てキャリアアップを積み重ねていきましょう。

就職支援付きプログラミングスクールを活用しよう

「未経験だけど、IT業界で働いてみたい」と考えているなら、就職までサポートしてくれるプログラミングスクールは頼りがいのある存在となります

たとえば、高知県と首都圏への就職支援を行っている「学舎さくら」は、次のようなサービスを行っています。

  1. 完全無料でプログラミングの基礎から実践まで学べます
  2. 完全オンライン形式なので、パソコン1台と通信環境さえあれば全国どこからでも受講可能です
  3. 現役エンジニアを含むプロの講師陣があなたのわからないを徹底サポートします
  4. 受講生一人一人に見合った就職先をキャリアアドバイザーがマンツーマンでサポートします。紹介先はなんと3500社以上!

Web説明会を随時開催していますので、興味があればお気軽にお申し込みください。この機会にプログラミングスクール「学舎さくら」でエンジニアを目指しませんか?

まとめ

IT業界では、市場の拡大や技術の進歩など、さまざまな原因で人材不足の状態が続いています。しかし、人材不足の今だからこそ、IT業界に興味がある人は挑戦できるチャンスです。未経験からの挑戦が不安な方は、就職までサポートしてくれるプログラミングスクールの活用も検討してみましょう。

WRITER -この記事を書いた人-

学舎さくら編集部

未経験からプログラマーを目指せる就職支援付きプログラミングスクール。プログラミングの基礎知識や、IT業界への転職に向けた情報など、未来のITエンジニアに役立つ情報を発信しています。

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