2022年7月1日
|2023年1月13日
プログラミング学習をこれからはじめるにあたって、エンジニアへの就職ができるレベルになるには、どれくらいの学習時間が必要なのか気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、初心者からエンジニアを目指す方に向けて、プログラミングスキル習得に必要な学習時間や、プログラミング学習をはじめる前に知っておいてほしいポイントなどを解説しています。ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
未経験からエンジニアを目指す場合、自分で考えながらプログラムを作成できるレベルのスキルが必要になります。エンジニアとして即戦力レベルになりたいなら、そこからさらに3年の実務経験に相当する学習が必要です。ここからは、プログラミングスキル習得に必要な学習時間の目安について解説します。
まずは、エンジニアとして就職するために必要な学習時間の目安をイメージしやすくするために、卒業後に就職支援があるプログラミングスクールのカリキュラム時間を比較してみましょう。
スクール名 | コース | 習得できるプログラミング言語・スキル | 学習目安時間 | 受講期間 |
DMM WEBCAMP | エンジニア転職短期集中コース | HTML/CSS・JavaScript・Ruby・MySQLなど | 400~500時間 | 3ヵ月 |
テックアカデミーpro | エンジニア転職保証コース | Java・Webアプリケーションの拡張機能追加・AIプログラミング | 300時間 | 3ヵ月 |
テックキャンプ | 短期集中プラン | HTML/CSS・haml/sass・JavaScript・Ruby on Rails・GitHubなど | 550時間 | 2.5ヵ月 |
CodeCampGATE | – | HTML/CSS・JavaScript・PHP・MySQLなど | 300~400時間 | 4ヵ月 |
学舎さくら | プログラミング専攻 | HTML/CSS・JavaScript・PHP・Java・MySQLなど | 420時間 | 3ヵ月 |
この表から、プログラミングスクールで基礎から学習をしようとすると、就職を目指せるレベルになるまで約500時間の学習時間が必要なことがわかります。
プログラミングスクールには学習を効率的に行うためのカリキュラムがあり、わからないことを質問できる学習サポートもあります。独学の場合は、自分で問題解決する必要があるなどの理由で、プログラミングスクールに通うより、学習効率が落ちてしまうことを考えておきましょう。
一般的には、未経験から独学でプログラミング学習をはじめて、エンジニアとしてのスタートラインに立つレベルになるには、約1,000時間以上の学習時間が必要だといわれています。
1,000時間といわれてもすぐにピンとこないですよね。たとえば、日中仕事をしていて、1日の学習時間が2時間の場合は約1年半、3時間の場合は約10ヵ月となります。加えて土日などにまとまった時間の学習をすれば、もう少し期間を縮められるでしょう。
これまで示した時間はあくまで目安。個人差や学習する内容によっても学習時間は異なります。特に学習内容に関しては、自分の目的に不必要なスキルまで学習していたのでは、際限なく学習時間が増えていきます。ベテランのエンジニアになってもプログラミング学習は続くほど、プログラミングに関する知識や技術は膨大です。学習時間をやみくもに増やすのではなく、自分の目的に必要な学習内容を絞ったうえで学習スケジュールを組みましょう。
たとえば、未経験からエンジニアとして就職したい場合は、即戦力を探している企業ではなく、入社後の成長を期待できる人材を探している企業を目指すことになります。そこで、必要となるのは、「教育するための下地があるかどうか」「プログラミングの基礎があるかどうか」です。就職支援付きプログラミングスクールのカリキュラムは、このレベルへの到達を目的とし、学習内容を組んでいます。
大切なことは、学習時間を費やすことではなく、必要なスキルを習得することです。プログラミングスクール400時間、独学1,000時間というのは、あくまでそのための目安と考えてください。
プログラミング学習のスケジュールは、学習時間からではなく学習内容から決めましょう。とはいっても、初心者にとってはハードルが高いですよね。本格的に学習をはじめる前に、まずはプログラミング学習を始めるのに必要なステップを知っておきましょう。具体的には、次の4つのステップになります。
自分の目的から「何を作れるようになるべきか」を考え、そこから学習内容に落とし込んでいきます。具体的な内容については、プログラミング初心者向けにわかりやすく紹介している、次の記事をぜひ参考にしてみてください。
プログラミング学習は、長い学習時間をかけて行うものなので、学習途中で挫折をしてしまう人も多いといわれています。
挫折の原因は、プログラミングへの適性以外にもさまざまあるので、学習中につまずきそうになっても「自分はプログラミングに向いていないのでは」と必要以上に気にすることはありません。ここからは、プログラミング学習を継続する4つのポイントを紹介していきます。
プログラミング学習には、まず環境構築が必要になります。環境構築は、パソコンのOSにあわせて必要なソフトウェアを複数インストールする必要があるため、プログラミング初心者にとっては、挫折につながる最初の壁です。
いきなり本格的な学習を始める前に、まずはプログラミングを簡単に体験してみたいということであれば、気軽に始められる学習サイトを利用してみましょう。基礎レベルであれば、学習サイトの無料版でも体験することができます。
学習初期においては、プログラミングの基礎イメージだけでも掴んでいた方が、自分の成長を描きやすくモチベーションの向上にもつながります。動画解説型やゲーム形式、環境構築が不要なプログラミング実践など、学習サイトによって特徴が異なりますので、自分が理解しやすいサイトを活用して学習を進めましょう。
プログラミング学習で知識ばかりインプットしていると、「わかったつもり」になってしまい、実際にコードを書くときに、思うように手を動かせない状態になることも。そこでつまずいてしまうと、プログラミング学習が停滞し、挫折につながってしまいます。
プログラミング学習はインプット以上にアウトプットが重要です。ここでいうアウトプットは、コードを実際に自分で書いていくこと。参考書通りに動かすのではなく、自分でロジックを組み立てて、エラーが出たら調べて解決するという学習を行うようにしましょう。
最初は簡単な動きをするプログラムで構いません。たとえば、簡単なWEBサイトやメモ帳アプリ、タイピングゲームなどは初心者でも比較的作りやすいのでおすすめです。
プログラミングでわからないことがあった場合、質問できる相手がいれば聞くこともできますが、独学では聞ける相手がいるとは限りません。問題解決できないことのストレスが挫折に繋がってしまう可能性もあります。ひとりでも問題解決できるようにするには、情報を検索する「検索力」を高めることが大切です。
自分がわからなくなっている部分を明確にして解決策を検索する力、わからないことがわからない状態でも解決策につながる情報を検索する力、これらの検索力は繰り返しエラー対応をする中で培われていきます。エラーを出なくする学習に重点を置きすぎず、どのようなエラーでも解決策を見つけ出せる検索力を高めていきましょう。
プログラミング学習中に起こる問題解決のためは、検索力はもちろん「わからない」の理由を知ることも大切です。次の記事は、初心者がつまずく理由と解決方法をわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、細かいテクニックで言えば、検索エンジンで検索するときに次のコツを知っておくと、知りたい情報を素早く検索できるようになります。
1単語で検索:シンプルに1単語だけで検索
キーワードを組み合わせて検索:2つ以上の単語を組み合わせる
完全一致検索:「”」(ダブルクォーテーション)でキーワードを挟むと可能
除外検索:除外したい単語の前に「-」をつけることで検索結果から除外可能
OR検索:検索したい単語の間に「OR」(半角大文字)にするとどちらの単語も含めた検索結果になる
効率よくプログラミング学習をしたい場合は、プログラミングスクールで学ぶことをおすすめします。プログラミングスクールの場合、次のメリットがあります。
プログラミングスクールによって、習得できるプログラミングスキルや学習カリキュラムなどが違います。自分にあったスクールを選ぶことで、プログラミング学習を挫折することなく継続できるでしょう。
プログラミングスクールの選び方については、次の記事を参考にしてみてください。
首都圏や高知県でエンジニアとしての就職を考えているなら、完全無料のオンラインプログラミングスクール「学舎さくら」がおすすめです。インターネット環境さえあれば、全国どこからでも受講できます。
基礎的な内容から実践的なチーム開発まで学べる、充実したカリキュラム。ひとりひとりの理解度・進捗状況にあわせた学習サポートだけではなく、キャリアアドバイザーによる就職活動のサポートも受けられます。
随時WEB説明会を開催していますので、気になることがあればお気軽に参加してみてください。
プログラミング未経験からエンジニアを目指したい場合、プログラミングスクールなら約500時間、独学なら1,000時間が学習時間の目安です。しかしこれは、あくまで目安。学習時間の長さよりも、自分の目標に必要なプログラミングスキルを、効率よく習得することが大切です。どの学習方法が向いているかは人それぞれなので、次は以下の記事を読んで、自分のプログラミング学習プランを立ててみてはいかがでしょうか。
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