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ITコラム

インフラエンジニアがきつい理由は?未経験が失敗しない転職先の見つけ方

2021年7月13日

2021年7月19日

インフラエンジニアはITインフラ環境を構築する仕事

インフラエンジニアとは、ITインフラ環境を構築するエンジニアのことです。そもそもインフラとは、日本語で「土台」といった意味で、生活インフラには「電気」「水道」「ガス」、ITインフラには「サーバ」「ネットワーク」が当てはまります。つまり、インフラエンジニアとはサーバやネットワークなどのITシステムの基盤を構築するエンジニアのことであり、私たちの生活に欠かせない存在なのです。

インフラエンジニアの業務

インフラエンジニアの主な業務は、ITシステムの基盤の設計・構築・運用・保守・監視の5つの作業です。クライアントの要望からシステムの規模や通信量を予測してITインフラの設計・構築を行うには、相応の知識と技術が求められます。そのため、経験の浅いインフラエンジニアは、運用・保守・監視の業務から行うことが一般的です。システムが正常に動くかどうかを監視し、何か障害が発生したらトラブルシューティングを行ないます。また、顧客のサポートやシステムのバージョンアップなども運用の業務となります。

インフラエンジニアがきついと言われる理由

インフラエンジニア経験者からは「きつい」といった声も聞こえてきます。では、どうしてきついのでしょうか。インフラエンジニアの大変さとその理由をいくつか考えてみたいと思います。

夜勤の可能性がある

インフラエンジニアは夜勤で働く可能性があります。クライアントが仕事でシステムを利用している時間帯や、ネットの利用者数が多い時間帯に作業をすると、ミスをしてしまった場合に多大な混乱を招いてしまうことも。ITインフラはITサービスの根幹を支えるだけに、システムメンテナンスといった対応は、利用者が少ない夜間に多く行われます。夜間の急な障害に備える監視業務などでは、恒常的に夜勤シフトが組まれることもあります。

急なトラブル対応がある

ネットワーク機器や回線の障害発生は予測できないため、急なトラブル対応に追われることがあります。システムは24時間365日、常に見守らなければならず、多くの企業では分担制を導入しているものの、中には時間を問わず出社が求められるケースも。そのため、インフラエンジニアはせっかくの休日でも「いつ障害が起こるか分からない」と備える必要があり、精神的にきつい仕事と言われがちです。

常に勉強し続ける必要がある

IT業界は技術刷新のスピードが早く、ITエンジニアにとって自己学習は必要不可欠な素養です。インフラエンジニアも既存のスキルがずっと通用するわけではないので、継続的な自己学習が欠かせません。特に未経験から入社した場合は、自己学習が重要となってきます。夜勤や急なトラブル対応で勉強時間を確保するのが難しい場合、やる気がないと勉強が続かないといった点も、きついと言われる理由です。

ここが好き!インフラエンジニアの魅力

「インフラエンジニアはきつい」と言われがちですが、一方でインフラエンジニアだからこそ感じられる魅力もあります。ここからは、インフラエンジニアとして働きたくなる、仕事の魅力をご紹介します。

未経験者でもチャレンジできる

インフラエンジニアは慢性的に人手不足なこともあり、未経験者でも歓迎されやすい仕事です。IT業界は異業種からの転職者も多く、インフラエンジニアも未経験転職を歓迎される傾向にあります。特に、20代~30代の場合、学習意欲やポテンシャルをアピールできれば、より転職が成功しやすくなるでしょう。

学歴不問なことが多い

インフラエンジニアに限らず、エンジニア職は学歴より実力が重視される仕事です。自己学習を怠らず努力を続けていけば、その成果に見合った仕事に携われる可能性があります。たとえ学歴が高卒や大学中退だったとしても、インフラエンジニアとして活躍できれば、大卒と同等の待遇で迎えられることもあるでしょう。

大手企業で働けるチャンスがある

IT業界は、キャリアアップのための転職が多い業界です。そのためインフラエンジニアとしての経験や実績を積んでいけば、大手企業で働けるチャンスがあります。大手企業で働けるのは、有名大学を卒業して内定を勝ち取った一部の者だけ、というイメージがあるかもしれません。けれど、即戦力を求める中途採用では、学歴よりも今までの実績や技術力が問われるようになります。そのような求人に出会えれば、大学を卒業していなくても大手企業で働ける可能性があります。

需要が高い

インフラエンジニアはITインフラを支える仕事なので、私たちの身の回りの多くの分野で活躍の機会があり、それだけ需要が高い職業です。専門的なスキルが必要な仕事なので、仕事に困ることは少ないでしょう。また、社内SEやシステムエンジニアのような他職種に転職する場合でも、サーバーやネットワークの知識が十分に活かせるはずです。

今後も安定した雇用が見込める

各業界でDX化が進んでいますが、そのためにはインフラエンジニアはなくてはならない人材であり、今後も安定した雇用が見込めるでしょう。求人サイト「doda」の調査によると、2021年5月の時点で、IT・通信の技術職の求人倍率は8.25倍と高い数字が出ています。これにはインフラ以外のITエンジニアも含まれますが、IT市場の拡大とともにインフラエンジニアも将来性が見込める仕事だと言えます。

参考:転職求人倍率レポート(2021年5月)|doda

未経験からインフラエンジニアになるには

インフラエンジニアはきつい部分もありますが、それ以上の魅力も感じられる仕事です。では、未経験からインフラエンジニアになるにはどうすればいいのでしょうか。インフラエンジニアの就職を成功させる方法を解説します。

転職エージェントに相談する

転職エージェントは、自社に登録している企業の特徴を把握しているので、相談すれば就職のミスマッチを防げるでしょう。一人で就職先を探すと、どうしても視野が狭くなってしまいがち。転職エージェントの力を借りれば、ブラック企業かどうかを見極めて、自分と相性の良い求人に出会えるはずです。

専門のプログラミングスクールに通う

未経験での就職を希望するのなら、専門のプログラミングスクールに通って基礎的なITインフラの知識と技術を身に付け、就職の成功率をアップさせましょう。専門のプログラミングスクールでは就職を斡旋してくれるところもあり、基礎知識と技術を身に付けた状態で入社できるので、採用担当者もポテンシャルを評価しやすくなります。

就職支援付きプログラミングスクール「学舎さくら」では、インフラエンジニア向けのコースもご用意しています。Linux、ネットワーク、セキュリティ、クラウドなど基礎から実践まで、専用のカリキュラムで効率よく学ぶことが出来ます。また、就職サポートでは、インフラエンジニアの求人紹介も行っております。首都圏や高知県でインフラエンジニアを目指す際は、ぜひご検討ください。

ホワイト企業の求人票を見つける4つのポイント

入社する企業を選ぶときは、求人票をよく確認しましょう。労働環境の整っていないブラック企業を選んでしまい「こんなはずじゃなかった」と後悔することも少なくありません。そうならないように、求人票で確認すべきチェックポイントを見ていきましょう。

研修制度があるかどうか

未経験でキャリアをスタートさせたい場合は、研修制度のある会社を選ぶのがいいでしょう。まずは研修で基礎を学び、実際の業務で先輩社員に仕事の進め方を教われるような、未経験でも着実にキャリアを積める会社が理想的です。人材教育やキャリアアップ制度に力を入れている会社は、組織や働き方が整っている会社ともいえます。

当番制になっているかどうか

夜間や休日が当番制になっていると、仕事のオンオフが付きやすくなります。インフラエンジニアの仕事上、夜間や休日対応が発生することもありますが、当番制ならチームで対応して負担を減らす体制が整っているはずです。体力的にも精神的にも個人の負担が大きくならないように、社員が働きやすい環境作りをしている会社を選びましょう。

平均残業時間はどれくらいあるか

求人票の平均残業時間の記載は注目ポイントです。残業がきついというイメージがついているインフラエンジニアの求人では、ホワイト企業ほど残業時間をしっかりと明記する傾向にあります。残業の有無ではなく、残業時間が自分の許容できる範囲かどうかを判断基準として確認するようにしましょう。

残業手当や休日手当などはついているか

残業や休日出勤は、見方を変えれば収入が増える機会でもあります。残業代が正規に支払われないリスクを不安に感じるのであれば、「固定残業代」ではなく「残業代100%支給」の会社を選びましょう。「固定残業代」の場合も「〇〇時間相当の残業代、超過分は精算」などと明記している会社であれば、残業代への意識をもって取り組んでいる会社だといえます。

まとめ

インフラエンジニアとは、サーバーやネットワークといったITインフラ環境を構築する仕事で、私たちの生活を陰ながら支えてくれている職業です。夜勤や急なトラブル対応などのきつい部分はありますが、未経験でも就職できたり安定して働けたりする点は、大きな魅力と言えます。未経験からインフラエンジニアを目指すなら、転職エージェントや専門のスクールを活用し、就職の成功率を高めるのがいいでしょう。就職活動の際は、ブラック企業で挫折しないように、求人票をよく確認することが大切です。

WRITER -この記事を書いた人-

学舎さくら編集部

未経験からプログラマーを目指せる就職支援付きプログラミングスクール。プログラミングの基礎知識や、IT業界への転職に向けた情報など、未来のITエンジニアに役立つ情報を発信しています。

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