2021年7月12日
|2024年4月11日
「プログラミングスクール」は、プログラミングを学習する手段のひとつですが、スクールに通うのは「やめとけ」という意見があるのは確かです。そういわれるとスクールを検討していた人は気が気でないですよね。ただ、一律に「プログラミングスクールはやめとけ」ではないことも事実です。
この記事では、なぜプログラミングスクールは「やめとけ」と言われるのか、その真相や受講料が無駄になる人の特徴のほか、優良なスクールを見極めるポイントについても解説します。プログラミングスクールを検討している方は、最後までしっかりとチェックしてください。
この記事の目次
プログラミングスクールで学ぶことが向いている人もいれば、向いていない人もいます。個人の性格だけでなく、プログラミングに対する考え方や、スクールに対する姿勢など、プログラミングスクールは「やめとけ」に当てはまる人の特徴をみてみましょう。
プログラミングスクールに通ったからといって、簡単にスキルが身につくわけではありません。プログラミングに限らず、英会話やピアノでも、わからないことを基礎から学び自分のものにするには、それなりの覚悟や努力がなければ達成することが難しいですよね。スクールでは講師によるサポートや充実したカリキュラムがあり、挫折しにくい学習環境が整っていますが、「簡単に習得できる」という甘い考え方では失敗に終わってしまいます。スクールに通えばプログラミングが簡単に習得できると思っている人はやめておきましょう。
「高額な授業料を払っているし、生徒には手取り足取り丁寧に教えるのが当たり前」「卒業さえすれば、すぐエンジニアになれるんでしょ」という、全てを頼りすぎる依存体質な人はプログラミングスクールに不向きです。自ら学ぶ意欲がなく、サポートだけを強く要求するようでは、途中で学習につまずき挫折する可能性があります。レッスン時間はもちろんのこと、それ以外にも自主的に学習に取り組む姿勢でなければ、実践レベルのプログラミングが習得できないだけでなく、エンジニアとしての成長も望めません。スクールに通う費用や時間が無駄になるだけなので、心当たりのある人はやめておきましょう。
プログラミングとは、コンピューターが意図したとおりに動くようプログラミング言語を用いて指示することで、そのスキルを身につけエンジニアとして成長するにはコツコツ勉強を継続することが重要とされています。しかし、プログラミングには必要な素質や適性があるともいわれ、例えば、次に当てはまる人はプログラミング自体に向いていない可能性があります。
ひとつでも当てはまれば「ダメ」というわけではありませんが、苦手意識の改善や対策など、それ相応の努力が求められます。
プログラミングスクールを「やめとけ」と言われる背景には、個人の資質以外にも、スクールによって質が違うこと、近年のプログラミングの学習方法に変化がみられること、などの影響が考えられます。ここからは、プログラミングスクールをやめとけと言われる理由について解説します。
プログラミングスクールへ通うとなると、勉強する時間の確保が必要になるだけでなく、それなりの費用がかかります。高い費用を払っているにもかかわらず満足の行く結果が得られない場合、スクールに通う意味や価値がないと思われても当然です。次のようなスクールでは、満足の行く結果が得られない場合がありますので、事前によく確認しておきましょう。
・実践的なカリキュラムではない
各スクールによって特徴が異なるカリキュラムが組まれています。実践的なカリキュラムでなければ、卒業までに学べることや身につくスキルが限定され、現場で活用できない可能性があります。
・教材が古い
IT業界は日々進化し、世の中の需要も変化しています。スクールで使用されている教材が古いままでは、現在にマッチしないだけでなく、希望する知識や技術を身につけられない場合があります。
プログラミングスクールでは、講師から直接指導してもらったり、わからないことを質問できたりといったサポートを受けられるのが大きなメリットです。しかし、講師の質が低く実務レベルに達していない場合、質問や相談に対しての回答が的確でなかったり、返信が遅かったりと、思うように学習が進まず生徒の不満が強まるのは無理もありません。講師の質も事前に確認しておくべきポイントです。
・講師が現役のエンジニアや元エンジニアではない
スクールによっては、現場での実務経験が豊富な現役のエンジニアや元エンジニアではなく、経験の浅い現役のエンジニアやスクールの卒業生が講師を務めている場合があります。ひとことに「講師」といっても、そのレベルには大きな違いがあります。
・講師のコミュニケーション能力が低い
講師のコミュニケーション能力が低い場合、お互いの意思疎通が思うようにできず、学習に支障が出ることがあります。相性も大切ですが、生徒に対し「伝える」、生徒の考えを「理解する」、生徒の状況を「察する」、の3つができる講師が理想と言えるでしょう。
プログラミングスクールによっては、就職や転職までの支援を行っています。しかし、支援の実績や生徒自身のレベルによっては、理想としている職種や希望先に就職や転職ができない場合もあり、「こんなはずではなかった」と思う人がいるのも現実です。
・就職支援や実績が不十分
就職や転職に力を入れているとするスクールでも、アピールだけで就職支援の内容や実績が不十分な場合があります。「就職・転職支援」や「就職・転職保証」などの有無だけでなく、これまでの就職や転職の成功率、紹介先の保有社数、複数紹介可能か、といった実績についての確認が必要です。
・学習内容が就職後に活用できるレベルではない
IT業界の人材不足が続いているとはいえ、スクールで習得したスキルが実務に活用できないレベルであれば、就職や転職そのものが難しいです。学習内容が就職後に活用できるか、卒業までに実務レベルのスキルを習得できるかなど、しっかり確認しておきましょう。
IT業界市場の急成長に伴う「IT人材不足」や、2020年度から小学校で必修化された「プログラミング教育」が注目されるなか、プログラミングを学べる方法が増えています。例えば、次のような勉強方法があります。
・参考書
・You Tube
・アプリ・・・codebelle、Swift Playgrounds
・学習サイト・・・Progate、ドットインストール、Paizaラーニング
プログラミングスクール以外にも、独学での勉強方法として一般的な「参考書」、無料で国内外の動画から学べる「You Tube」、隙間時間を利用して手軽に学べる「アプリ」、すぐに始められて無料で学べるものも多い「学習サイト」など、それぞれ特徴が異なる勉強方法があります。プログラミング学習の選択肢の幅が広がったことから、独学での学習を選ぶ人もいます。
プログラミングを学ぶ方法はいくつかありますが、独学では学習を継続するのが難しいと感じる人や、過去に挫折経験がある人にはプログラミングスクールがおすすめです。プログラミングスクールのメリットについてみてみましょう。
プログラミングスクールは、講師のサポートが受けられるだけでなく、初心者向けのカリキュラムが充実しているため未経験でも無駄なく体系的に学べます。独学でプログラミング学習を始める場合、「どの勉強方法がいいのか」「どの教材がいいのか」と悩んでしまい、なかなかスムーズに学習が進まないことがあります。その点、プログラミングスクールでは、基礎からスキル習得までの要点を抑えた学習プランがあり、目標に沿って効率よく学ぶことが可能です。初心者や独学に不安がある人だけでなく、短期間でスキルを習得したい人にもおすすめです。
プログラミングスクールでの学習は、講師や仲間の存在でモチベーションを維持しやすいというメリットがあります。プログラミングスキルを身につけるには、失敗を繰り返しながらも学習を継続することが求められるため、目標達成にはモチベーションの維持が必要不可欠です。しかし、「わからないことを聞ける環境がなかった」「モチベーションが続かなかった」といった理由でプログラミング学習を挫折された方は多くいます。独学だと最後までやり切ることが難しい場面でも、スクールであれば講師と仲間の存在が学習面やメンタル面で大きな支えとなります。
プログラミングスクールによっては、就職や転職に向けたさまざまなサポートを受けられます。自己分析、模擬面接、履歴書や職務経歴書の添削、といった面接対策やビジネスマナーのほか、スクールが提携している企業への紹介を行っている場合もあります。独学では自分の実力や就職先として狙える企業について判断しにくいですが、就職や転職に向けたサポートを受けられれば、就職活動をスムーズに進められるだけでなく、就職活動に不慣れな人でもしっかりと対応する準備ができるというメリットがあります。とくに、プログラミングスキルを習得後、就職や転職を考えている人におすすめです。
費用のかかるプログラミングスクールに通うとなると、後悔しないスクールを選びたいと思うのは当然のこと。事前に確認しておくべき、お金も時間も無駄にしない優良なプログラミングスクールの条件は次の3つです。
繰り返し手を動かすことで覚えるプログラミングは、知識や技術をインプットするだけではなく、しっかりアウトプットすることが重要です。インプットによる「知っている」という状態と、アウトプットによる「実際にできる」という状態を繰り返すことで、知識や技術を定着させられるからです。実際にコードを書いてプログラミングを組むアウトプット重視のカリキュラムであれば、実践的な技術を習得するスピードが早くなり、プログラミングが上達していきます。学んだことをアウトプットできる授業内容であるかを確認しておきましょう。
講師の質の善し悪しは、エンジニアとしての経験はもちろん、講師としての経験がどれだけあるのかもポイントです。わかりやすい教え方やコミュニケーション能力は、これまで生徒と向き合ってきた経験が重要な要素となっていることから、講師の経歴にも着目しておくとよいでしょう。また、講師がただ答えを教えるのではなく、ヒントとなる情報を与え生徒自らの力で回答にたどり着けるよう導くことで、プログラミングの理解につながりやすくなります。講師から適切なフィードバックがもらえるプログラミングスクールは、プログラミングの力をつけられる優良なスクールといえます。
プログラミングスクールの公式サイトでの情報がどんなに魅力的でも、自分に合った優良なスクールとは限りません。SNSなどを利用して受講生の評価が高いかどうかを確認しておきましょう。全ての情報を鵜呑みにすることは危険ですが、受講生のリアルな声を聞くことで、スクールの善し悪しが見えてきます。口コミには、良いものと悪いもの両方の意見があることが多く、スクールに対する評価があまりにも悪すぎる場合は、検討しなおした方がいいかもしれません。講師や授業の様子、サポート体制など、受講生からの評価が高いスクールをおすすめします。
自分の目標に合いそうなスクールや、希望するサポートを受けられるスクールが見つかったら、実際に自分の目と耳で、気になるプログラミングスクールとの相性を確かめてみましょう。
ほとんどのプログラミングスクールで、無料カウンセリングや無料体験を受けることができます。必ず参加してスクールとの相性を確かめましょう。公式サイトではわからなかったこと、講師の人柄、カリキュラムや教材の詳細、就職や転職の実態など、気になることはどんどん質問してみるといいです。また、複数のスクールを比較検討することで、自分に合ったより条件のよい優良なスクールが見つかりやすくなります。
IT企業への就職を目指しているなら、就職直結型のプログラミングスクール「学舎さくら」をぜひご検討ください。首都圏や高知県への就職を徹底サポートしているだけでなく、「完全無料」「完全オンライン」でプログラミングを学べるのが特徴です。複数を比較検討し、自分に合った優良なスクールを見極めましょう。
プログラミングスクールが「やめとけ」といわれる真相は、「スクールに向いていない人がいる」「質の低い講師やスクールが存在する」「プログラミング学習の選択肢が増えている」ということで、一律に全てのプログラミングスクールが悪いわけではないことがわかりました。実際に、優良なスクールは数多く存在し、スクールでの学習が向いている場合もあることから、優良なスクールをいかに見極めるかがポイントだといえます。お金や時間を無駄にしないためにも、優良なプログラミングスクールの条件についてしっかりと把握しておきましょう。
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